2007-01-01から1年間の記事一覧

樺山紘一『歴史のなかのからだ』ちくまライブラリー

心臓を食べるということ。

本郷和人『武士から王へ −お上の物語』筑摩新書

本郷先生が佐藤優氏と対談しているのが気になる。 というか、神皇正統記をちゃんと読みたい。

西山松之助『江戸文化誌』岩波セミナーブックス

小ネタ収集。

赤坂真理『モテたい理由 男の受難・女の業』講談社現代新書

男と女と消費社会と。モテたいというタイトルではあるが、最早モテではない消費を取り扱った話であろう。更にその背景に、無意識に前提としている敗戦とアメリカへの言及はおもしろい。 キーワードは消費・戦争か。

台湾のいれずみ

http://www.inquisitivefilm.com/home.aspより アイヌのいれずみもこんな感じで口の周りに施していました。

土偶といれずみ

昨日載せた土偶の顔の模様、これをいれずみと見なす説は多いです。こういった説がきちんと出されるようになったのは、明治末期。昨日の大野延太郎の論文が初出だと思います。 この論文が掲載されたのが、『東京人類学会雑誌』。ここでいれずみが人類学で扱わ…

黥面土偶

大野延太郎「黥面土偶に就て」『東京人類学会雑誌』223号、p80

文身とはな

いれずみを調べる上で避けて通れない本が何冊かあります。最近のものでは山本芳美先生の『イレズミの世界』(河出書房新社)、礫川全次氏編『刺青の民俗学』(批評社)。そして松田修先生の『刺青・性・死』(平凡社)か。加えて玉林晴朗氏の『文身百姿』(…

瘢痕文身

STUDIO CX ENTERTAINMENT『DISCOVERY』vol.33 NO.10 OCTOBER 2005, CATHAY PACIFIC AIRWAYS,2005 P39有色人種では色素を入れても、目立たないためにこのようないれずみがなされます。疵を付けて、その疵を化膿させて痕をつけるのです。この写真の女の子の頬…

いれずみたるものって

今更のようではあるのですが、まず私が「いれずみ」と表記することについて、ちょこっと述べさせていただきます。そもそもいれずみを指す言葉自体も多ければ、当てられた字も多いです。 今、人口に膾炙しているのは「刺青」でしょうか。 これは谷崎潤一郎の…

Vogue イタリア版、2007年12月号に掲載された、Steven Meisel のファッション・フォトグラフィー

全身に模様と化したいれずみらしきものがあしらわれています。 おそらくフェイクですが。 海外はワンポイントがメインなので、こういうあしらい方ができるのだなぁ、と。

今日の画像:違式カイ(言圭という字。出ないのでカタカナにします)違条例図解

今回の図は国会図書館のアーカイブから拝借、西村兼文編『京都府違式カイ違条例図解』(1876、p8?9)。 東京府違式カイ違条例(いしきかいいじょうれい)は東京府に明治5年(1872年)に司法省から11月8日に出され、「覚悟」と称された五日間を経て、11…

と、いうことで(?)

このブログには、いれずみデータベースとしての役割を果たしてもらおうと思います。 メインでは関係書籍と感想、画像説明になるかと。

now thinkin’

・画像資料整理 ・纏について調べる ・坪井正五郎とか

パソコンが

ウィルスにかかってしまった。何字が失われたか考えたくない

相関ジェネレーターがでない

戦後首相の誕生日と出身大学と選挙区を調べたらとまらなくなった(なにしてるんだ)。 大学の最多は、そりゃ東京大学(含・東京帝国大学)だから、数えるまでもないのだが。 ちなみに誕生月最多は1月の6人(鳩山1/1、福田父1/14、鈴木1/11、海…

風邪をひきました

宮崎学さんの「死」という本を、買おうと思いました。 あ、でもその前に、「スナーク狩り」を買わないと。

「ユートピアとウマレキヨマリ」 宮田登 吉川弘文館 白い肌の異様、神性(ネタが章内で反復してる) 「境界の発生」赤坂憲雄 降誕社学術文庫 「空間・公・共同体」仁木宏 青木書店

美しき諍い女

そういえば見てないや、と。平行作業。4時間は長い。 絵を描いてるのを見るのは楽しい。その結果よりも描いてる人が見える。絵はモデルよりも描き手を表現してしまう。それはなにを中心に見ているのか、すえているのかというのを垣間見せてしまうから。その…

歴史社会学の作法 佐藤健二

私は佐藤先生の頭中をインデックス型だと思っている。 メディア・複製技術・事典、と、場合によりコピペ、カードと。もちろん、「形態」を揃えなければならないのだが、その揃えるための分解方(いわゆる「補助線」のひき方か)がすごいと。

ジャズっぽいのが好きだが

なにせ音感がないのでなんともいえないが。 高校時代に敬愛していた先生が「ジャズは汚い」と感じる、と言っていた。ごった煮な感じがするからだろうか。(それは私の感じ方か)理由まではわからないが… 以来、曲を聞くとその言葉を思い出す。そんな@福島(バ…

会田誠の作品集

そういえば見ていたのに、この人だとか認識していなかったの、ということが私には多過ぎる。2〜3作品、見た事があるのがあった。=会田誠と思っていなかったという事。 切腹女子高生よりも、食用人工美少女みみちゃんを見ているとクラクラする。 女子高生…

夏の匂い

夏には特有の匂いがある。汗がたまる濃厚な匂いか。草木が水を欲する匂いか。 その匂いが何者なのかも未だにわからない。徒然だった休みの日々の、持て余した時間、輪郭が溶けてしまいそうな暑さの夜。外部ではなく、私の内部からきたものだったのかもしれな…

きたー

修論のメインではないがうはうはである。

「パーマネント・バケーション」ジム・ジャームッシュ

初見の監督さんかと思ってたら、コーヒーアンドシガレッツや、10ミニッツオールダーの人でした… おいら、漠然と見過ぎです。はい。オープニングの路地風景対比。動きがあるのに切り取ってもサマになる風景。そこに最初は気を取られた。が、すぐにそれよりも…

べしべしべしっ

Longfellowと岡倉天心 Chiristine Guth

本が届くのが楽しみ。

『つっこみ力』パオロ・マツァーリノ

弟さんはフィレンツェで家具を作っているらしい。

『武士の家計簿』磯田道史

江戸時代は数学、経済などの実学は蔑視されていたみたいだってこと。明治維新でうまく政府関係の仕事につけると、めちゃくちゃお給料が良かったって事。武士になると世間体があって出費が多かったよってこと。 特に一番最後があったから、士農工商システムが…

『町火消たちの近代』鈴木淳

鳶・火消しの解体過程。というよりは、吸収合併過程。 三島通庸は変な人だったっぽい。彼とポンプの関係は深い、らしい。 内務省が火消しの存在意義を、国家に付していく過程は見物だろう。あとは、そもそも鳶と火消しの構成人数(職業がきちんとあるわけじ…