瘢痕文身

STUDIO CX ENTERTAINMENT『DISCOVERY』vol.33 NO.10 OCTOBER 2005, CATHAY PACIFIC AIRWAYS,2005 P39

有色人種では色素を入れても、目立たないためにこのようないれずみがなされます。疵を付けて、その疵を化膿させて痕をつけるのです。この写真の女の子の頬にある斜めの痕や、目尻の縦線ですね。これが瘢痕文身にあたります。
このような黒い筋にするものから、異物を混入させて盛り上がらせるものまであります。
場所も顔もあれば、身体もあります。いろいろです。


日本ではこれを瘢痕文身とよび、「文身」とあることから、いれずみの仲間としています。しかし英語ではscarificationと呼んでいます。

現在、scarificationはスカリフィケーションで認知されてきてもいるようなので、単純にいれずみの分類にするのは、乱暴ではあります。
そういえば異物混入、日本でもありますが、あれはなんていうのですか?

そもそも文身の字にはもっといれずみ意外にもとれる意味合いがあるので、こういうことになったのですがね。


ということで、明日は文身の字の話にします。多分。