2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

恋とはどういうものかしら 岡崎京子

女性のさめた視線。大きな瞳。少し古い格好。 全てが今となっては少し、古く感じてしまう。そのこと事態が、当時は最先端だった事を示しているのだろうなと思わせる。 個人的には死神の話がかわいい。 セックスが商品価値を得ている事が感じられる。愛だとか…

卒業

どうやら結婚式に連れ出すのが、当時は画期的だったらしい。 今の私にはダメダメ映画の烙印を押すしかない作品だ。 最初30分まででどれだけ突っ込んだだろうか? 救いは曲がいい事。 最初の頃の、ベンが家とホテルでの時間経過を表す処理には 幻想的で面白い…

さようなら、単位。おいらが悪かった

ぐだぐだに身を委ねた結果、単位がなくなった。顔向けできない。

西村清和『視線の物語・写真の哲学』

写真は新たなる視覚経験をもたらした。 完全であり、記憶性があり、再認識の道具として。 <いま・ある>ものではなく、 <かつて・あった>ものでしかない。 バルトのいうように「ちいさな死」を体験し、 終止符を打つことで、固定化し、細部の再読を可能に…

トム・ガニング「幽霊のイメージと近代的顕現現象」

『アンチ・スペクタクル』 幽霊写真と不気味なもの(フロイト)をもとに、 写真の存在論について述べた論。だと思う。 (しかしいまいちわかっていない) 写真は実証主義にとっての物質的裏付け、 記録としてはたらいた一方で、 分身という同一性を切り崩す…

笑う大天使

90年代の邦画ですか? アイドル(上野樹里・関めぐみ・平愛梨・佐津川愛美)を見る映画だと思う。 それ以外にお金を払うものだとは思えない… (個人的に平愛梨、加藤啓と佐津川愛美を知ることが出来たのは大きな収穫。) 制服のワンピースかわいいよ。欲し…

飯沢耕太郎『写真とフェティシズム』リブロポート 1992

「刺青のミクロコスモス」という一部でいれずみについて言及。 いれずみは紙やキャンバスに描かれた絵とは異なる。 それは”死んだ”物質の上に描かれている為であり、 生身の人間に刻みつけられているためとする。 生身の人間にあるために、人間の伸縮に応じ…

「下流志向」内田樹

もはや学習や働く事は自明の前提ではない。 教育機関や政府がこの前提に対する「答え」をも持っておらず、 棚上げしたまま、政策を進める事自体が破綻の原因の一つである。 また今まで学習や働く事といった前提に対し、 「何故、せねばならないのか(しちゃ…

国立科学博物館

造りが複雑な事を除けば、非常に楽しい博物館である。 なにより参加型なことがいい。 全部を廻らなくても部屋から出られる仕組みも良い。 あとは混雑した時に解説パネルなどが埋まってしまう事が、 問題だろうか。 それから今は「最新」の機械や展示が、 「…

「ZOO 1」乙一

はまるだろうなぁと思って、あにはからんや。コンセプトか重要。 最後のZOOは表題の割にいまいち。記憶の続かないメメントややせこけた眠れない話マシニストみたいで、あるような感じ。 カザリとヨーコが導入で、7ルームなんかはやられた感じがした。と…

カツカツ

母は父が悲しむと帰る。 私はスーツで部室。 ソネットのメールは2ヶ月で消える…

ビッグ・イッシュー

ただの翻訳かと思いきや、なかなか良かった。毎回買おう。駅近くで売るようになったし。 読者設定は朝日新聞購読者な感じの人。雰囲気がbeに似ているから。 確かに意識しないと買わないからな… うまくまわっているのだろうか… 1意識のある人たちにうまく認…

can cam 小学館

重い。圧倒的に服と小物がメイン。そして山田優・押切もえ<蛯原友里。コンサバな格好や、中の変なお話は楽しませていただきました。 メイクがもっとあってもいいのだけど…そこは別雑誌で補えと?いや、悩まないのか?

気になるもの

マリー・アントワネット:中原昌也氏がspa!で中途半端と言ってた。 バージンスーサイズは、何故って思う部分もあったけどありかなと。最後のシーンとかね。柵のとこはほんとは多重人格探偵サイコを期待してたけど、生温かった覚えがある。 ロスト・イン・ト…

エルメス 新潮新書

女性服飾史家によるエルメスについての解説書。歴史を社長により区切り、戦略とイメージの関連を述べた後、日本におけるエルメスとその他のブランドの受容について筆者なりの持論を展開する。 社史のないエルメス社の歴史を知るのと関連資料を見るのに有効。…