いれずみ

Longfellowと岡倉天心 Chiristine Guth

本が届くのが楽しみ。

「暴力団員の断指と刺青」『科学警察研究所報告, 防犯少年編』

ヤクザとの刺青の関係について述べたもの。 内容としてはいれずみを暴力団関係者が入れる理由として以下の4点を挙げている。 1:苦痛の経験に価値があるため(力への性質) 2:消しがたいことから帰属意識、正常社会への復帰を困難にするから 3:いれず…

みっともない人体 バーナード・ルドルフスキー 

ルドルフスキーによるといれずみは「芸術的洗練の方向に向かっている」そうだ。ともかく、皮膚と衣服は同化する。その点で、想像力が衣服に働くのと同じように、皮膚をカンバスとしてその上に働く為とする。が、それは衣服もなにもかもただ、洗練するという…

飯沢耕太郎『写真とフェティシズム』リブロポート 1992

「刺青のミクロコスモス」という一部でいれずみについて言及。 いれずみは紙やキャンバスに描かれた絵とは異なる。 それは”死んだ”物質の上に描かれている為であり、 生身の人間に刻みつけられているためとする。 生身の人間にあるために、人間の伸縮に応じ…

中野卓『口述の生活史』1980 御茶の水書房

「その人がなァ、背の、大けなホリモノに、南無妙法蓮華経と、ずぅゥっとホリモンをしてねェ。(中略) 「口では言えんほど、お世話ァかけた。もうこれで(ホリモノしてあるから)、わしの身体のある以上は忘れんのじゃけん」」(p28) p76 やくざもんの後藤…