中野卓『口述の生活史』1980 御茶の水書房

「その人がなァ、背の、大けなホリモノに、南無妙法蓮華経と、ずぅゥっとホリモンをしてねェ。(中略)
「口では言えんほど、お世話ァかけた。もうこれで(ホリモノしてあるから)、わしの身体のある以上は忘れんのじゃけん」」(p28)

 p76 やくざもんの後藤という人がからだいちめんに「入墨」していた。

 p79 義眼に「入墨」して目のようにしている例。