金沢21世紀美術館

 円形の平屋で、途中までは無料で入れるという作り。そういえば話には聞いていたが、すっかり忘れていた!これいい! 外側にあるカフェでは結婚式が行われていた。こういう使い方もあるのか、と感嘆。そとの芝生にも変なもの(注:現代美術のこと)があり、子供がたくさんいたのが印象的でした。
 現代美術はわからない、とよくいわれますが、これなら「遊ぶ」方向で関わっていけるのかもしれない。しれない??? (ただそれが芸術家の望んでいることかはわからない。この展示の仕方システムは注意のいるところかもしれない)
 内部ではグレイソン・ペリーの展覧会。彼を知ったのは今回が初めて。壷や洋服へのコラージュや刺繍というかたちで表現をする。一見するときらびやかで、よくみると性的な皮肉の多い内容は、度肝をぬかれる。
 アラン・ミーズルスがベリーキューーート!
 地図や壷、洋服という平面に断片として画像を貼付ける彼の手法に、読み込むストーリーはできるとも、全体の統一した話はもとめられないのかもしれない。そのところが、全体を切り取って、眼前にショックを持って表現しているのだろう。
 アラン君は常に善とはならない、が、多くのそばにいる。アランがまるで父のようであり、神であるという、その絶対的ではない遍在性に注目したい。
 ってか、マジかわいいから!