皮膚

「芸術の皮膚論 形の文化会・第二回年次大会講演より」『生命の形・身体の形』谷川渥 工作社

谷川は絵画史の皮膚論を4点、以下のようにあげる。 1 「化粧術」と絵画の関係 2 「ダーマトロジカル・エステティックス」の考え方 3 ヴェロニカ伝説を伴う「版」の問題 4 「皮剥ぎ」の物語 が、それについては例を挙げたり、差が判然としない印章を受け…

「皮膚ー自我」 ディディエ・アンジュー

自我における皮膚の存在を精神医学の観点からといた本。というのは、人が幼児期の母親との密な接触から感覚の発達させ、次第に自他の区別をしていき、自我を形成させて行く課程で、触覚と言う皮膚感覚が鍵となるためである。 第一部では筆者の上記の主張と、…