パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』

 ふつーに言われている事は本当じゃないよって話。
 なんとなーく言われていてそうだと思われている事を、そしてなんとなーく一般に言われている事はウソだろうなぁと思われている事を、データを交えつつ違うよ、と。よくやったなぁ。まぁデータの使い方(選び方)が恣意的な事くらい、パオロさんだって重々承知でやってるしなぁ。だから面白い。
 中学・高校生くらいに読ませると良いかも。小論のネタを書く上でも。
 まぁ注意書に「本書を読んで笑う人は、清浄な頭脳と自由な精神の持ち主です。反対に、怒りだす人は、学力低下及び判断力停止の末期症状である恐れがあります」ってあるんだが、中高生でも笑ってくれる…よね?
 おいおい「つっこみ力」も見てみるか。

 ってか、パオロ・マッツァリーノって誰?(笑 
 吉田戦車さんの絵がいい。