ミュージアムと指標 | blog | Toshiro Mitsuoka

「もし美術館なり博物館が「ミュージアムには定量調査はそぐわない」と考えて違和感を感じているのであれば、これは僕はまずいと思っている。というのも、行政側はミュージアムに対して、行政の領域において意味を持つ指標をミュージアムに提示して欲しいといっているわけで、もともと来館者数や収支だけを求めていたわけではないと思うのだ。どちらかというと、定量的な指標がそぐわないというよりは、今まで来館者数や収支といった指標が主流になってしまったというこれまでの経緯において、評価する行政側、評価されるミュージアム側両者の想像力の欠如が問題だったのだと思う。」